簡単解説ICカード
ICカードの基礎知識
簡単解説ICカード
ICカードの基礎知識
ICカードの周波数
非接触ICカードは種類によって電波が届く距離が変わり、通信距離1mm程度までの密着型、
1メートル程度まで電波が届く遠隔型などに分けられます。
この電波の届く距離を決めるのが「周波数」です。例えば密着型は4.9MHz、遠隔型は2.45GHzになります。
現在の非接触ICカードの主流は10cm程度まで電波が届く周波数13.56MHzの近接型で、
当サイトでご提供させていただいている「FeliCa(フェリカ)」「Mifare(マイフェア)」のシリーズはこの近接型になります。
ICカードのタイプ
周波数のところでご説明させていただいた近接型ICカード(13.56MHz)の中でも通信方式で
タイプA、タイプB、フェリカと3つに分類され、ISO14443規格に準拠しているのがタイプA、タイプBです。
世界中で一番普及しているMifareはタイプA、住民基本台帳に採用されているeLWISEなどがタイプB、
交通系カードや電子マネーなどに採用されているFeliCaと分かれます。
日本で勤怠管理や入退室管理、予約システムに使用されるのは、国内で圧倒的に普及しているFeliCaと
タイプAのMifareが多いため当サイトではその二種類をメインに取り扱いをさせていただいております。
ICカードの記憶容量
いわゆる磁気テープカードの容量は72byteです。
例えばMifare1Kの1Kとは「1KB(1KB=1024byte)」のことですので磁気カードの約14倍の容量となります。
ちなみにFeliCa Standardは4K、FeliCa Liteは224byteです。
ただ勤怠管理や入退室のシステムはシリアル番号を利用して動くものが多いため、
容量はあまり関係ないという場合が多いです。
ICカードの価格
ICカードの種類による価格はICチップ面積、普及率などで変わります。
チップ面積よりも普及率のほうが価格に対する影響力は大きく、
やはり世界的にたくさん生産されているチップは安くなります。
そのためMifareチップが他のICチップと比較してもお安くなっております。
国内FeliCa陣営もコストを抑えたFeliCa Liteを2008年にFeliCa Lite-Sを2012年に発売し
価格的な競争力を高めています。