よくいただくご質問
FeliCaカードに関するご質問
FeliCa(フェリカ)とはICチップの種類の1つでソニーが開発したICカードの技術方式・登録商標です。
ICチップにはMifare(マイフェア)やI-CODE SLI(アイコードエスエルアイ)など他にも種類があります。
当サイトではFeliCaカード(フェリカ)としてフェリカライトエスとフェリカスタンダードを取り扱っています。
以前(2012年ごろまで)はFeliCa Liteという製品もありましたが現在は廃番になっています。
「フェリカ」と名の付くものは全てSONYが開発したものでありICチップの名前になります。
ICチップの種類であり容量の違いやセキュリティー性の違いなどがあります。
FeliCa Lite-S(フェリカライトエス)
ICチップの容量が小さくFeliCa Standardと比べるとセキュリティー性が低い
FeliCa Standard(フェリカスタンダード)
ICチップの容量が大きくFeliCa Lite-Sと比べるとセキュリティー性が高い
しかしFeliCaカードを利用した勤怠管理など一つの企業の中で使うシステムではFeliCaが持っているIDmというシリアル番号のみ読み取るという場合がほとんどであり、IDm利用のシステムの場合はStandardでもLite-Sでも機能としては変わらないということになります。
一方、FeliCa Standardは「Suica」「ICOCA」などの交通系ICカードや「nanaco」「楽天Edy」などの電子マネーカードなど、特に金銭をチャージする公共的なシステムで使われています。
FeliCa Standard(フェリカスタンダード)はどのようなシステムで使用されているかを判別するために用途によってシステムコードをエンコードできますが、FeliCa Lite-S(フェリカライトエス)チップのシステムコードは固定の「88B4」です。
FeliCa Standard(フェリカスタンダード)のICチップにはシステムコードと呼ばれるものが振られておりその名前の通りどのようなシステムで使われているのかを識別するためのコードとなります。
例えばSuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカードは0003、楽天EdyやWAON、nanacoなどの電子マネー系ICカードはFE00がシステムコードになります。
IDm(アイディーエム)とは製造時にソニーによりFeliCaチップ記録される8バイト(16桁)の番号になります。
基本IDmに同じものはありません。
16桁の番号はA~Fのアルファベットと0~9の数字で表現されます。

例)012E34E7300B4A6F1
このIDmがFeliCa Lite-S(フェリカライトエス)もFeliCa Standard(フェリカスタンダード)も桁数が同じ16桁なのでIDmを利用したシステムの場合どちらのカードでもできることは同じということになります。
ちなみにIDmはIdentification(個別するための符号・いわゆるIDカードなどで使われている「ID」)とManufacture(製造)をあわせた言葉になりますので「製造ID」ということになります。
読み取り用アプリケーションがない状態でPaSoRi(パソリ)をつないだだけではFeliCaカードのIDmはわかりません。
対応する勤怠管理ソフトやIDmを読み取るためのソフトが必要になります。
当サイトからご注文いただいた場合「フェリカIDm表記カード」と「フェリカIDm紐づけカード」ではIDmリストをCSVデータで無償ご提供しております。
CSVデータとはエクセルなどで開くことができるデータ形式です。
完全白無地FeliCaカードもカード自体にIDmはもちろん入っています。しかし完全白無地なのでこのカードにこのIDmが入っているとお伝えすることができないためIDmリストはお渡ししておりません。


ICカード印刷に関するご質問
ICカードの印刷方法はいくつか種類がありますが枚数によっておすすめの印刷方式が変わります。
当サイトではそれぞれ適切な印刷方法をご用意しております。
ICカードに50枚~300枚ぐらいにカラー印刷するならば短納期のUV印刷がおすすめです。
300枚から1000枚ぐらいまでは一丁オフセット印刷、1000枚以上のカラー印刷なら丁付け印刷(面付け)してからカードサイズに断裁するタイプのオフセット印刷で印刷することが多いです。

オフセット印刷は最も一般的な印刷方法で紙媒体の雑誌などほとんどがこのオフセット印刷です。
表面にも全く凹凸のない滑らかな質感の仕上がりとなります。

UV印刷は極小のインクを吹き付けて印刷をする方式です。少ない枚数の場合コストを抑えることができますので少ない枚数の印刷に適しています。インクを吹き付けて作成するためオフセット印刷と比較するとざらついた質感となります。
その他ICカードに関するご質問
FeliCaカードに振られている個別の識別番号をIDm(アイディーエム)、Mifareカードに振られている識別番号をUID(ユーアイディ)と呼びます。Mifareカード以外のI-CODEカードやTag-it PlusカードなどもUIDと呼ばれています。
IDm、UIDともに「ID」と付きますがこれはどちらもIDカードなどで使われる「ID」のことでIdentification(識別)を省略したものです。
フェリカカードは「ID」+Manufacture(製造)の頭文字をとってIDm
マイフェアカードはUnique(唯一)+「ID」でUIDと呼んでいます。
ICカードの種類によって呼び方が異なるだけなので「IDm」「UID」ともいわゆる「個別のシリアル番号」のようなものと思っていいでしょう。
非接触ICカードは急に反応しなくなることがあります。
ICカードは磁気カードと違って反応が徐々に弱くなったりするようなことはありません。
故障原因のほとんどは圧力などが加わってICチップそのものが壊れてしまったりICチップとアンテナが外れてしまうことが原因です。
ICチップそのものが壊れてしまうことに関して、現在はFeliCa Lite-SなどICチップが小さくなったので以前より壊れることは少なくなりました。
アンテナとICチップが外れてしまう事を防ぐために当社では厳しい品質管理の上、耐久試験を繰り返し行うことでご利用中の不具合を最小限にとどめています。
FeliCa(フェリカ)もMifare(マイフェア)もICチップの種類のことであり作っている会社が違います。
FeliCaは日本のSONY株式会社、MifareはNXPセミコンダクターズという海外の会社がメーカーです。
■…休業日
営業時間
平日09:30~18:30
※営業時間外のご注文・お問い合わせは、翌営業日より対応いたします。