バスの乗り方、覚えていますか?富岡町で広がるICカード活用の輪

福島県富岡町で、ICカードを使ったバスの乗り方教室が開かれました。
参加したのは、普段マイカーで移動している高齢者の方々。
「バスなんてもう何年も乗っていない」という声もありましたが、ICカードをかざすだけで乗れる便利さに驚く様子が見られました。
教室では、バスに乗るときの流れを動画で学び、実際にICカードを使ってバスへ乗車。整理券を取る必要もなく、リーダーにピッとかざすだけでOK。目的地に着いたら降車ボタンを押す――それだけで完結します。
ある参加者は「昔は距離ごとの料金を見て小銭を出していたけど、ICカードなら財布を出す必要がない。とても楽」と話していました。
ICカードの便利さを、もっと多くの人に
ICカードはバスや電車だけでなく、コンビニやお店での支払いにも使える便利なツールです。
地方ではバス路線の維持が大きな課題になっていますが、こうしたICカードの活用が、利用者を増やすきっかけになるかもしれません。
高齢化が進む中、「今は車に乗れても、将来はどうなるか分からない」と不安を感じる人も多いはず。
そんなときに備えて、ICカードを持っておくことは、安心のひとつになります。
ICカードを使って、地域の未来を守ろう
富岡町では、復興交付金などでかろうじて赤字を補っているバス路線もあります。
このままでは維持が難しくなるという声も聞かれます。
「1人でも多くの人に乗ってもらいたい」――その思いに応えるために、ICカードで気軽にバスを利用することが、地域の足を守る第一歩です。
まとめ
バスの乗り方を知らないままでは、せっかくのICカードも宝の持ち腐れ。
もしまだ作っていない方がいたら、今がそのタイミングかもしれません。
まずは一枚、ICカードを持って、地域の移動をもっと自由に、もっと快適に。