交通系ICカード「モノレールSuica」発売終了へ――後継はJR東日本の「Suica」と「モバイルSuica」
2025年1月28日、東京モノレールはFeliCa交通系ICカード「モノレールSuica」の発売を、2025年3月14日をもって終了すると発表しました。これにより、同社で販売されている「モノレールSuica定期券」「モノレール My Suica(記名式モノレールSuica)」も同日で販売終了となります。
継続利用は可能
すでに発行されているモノレールSuicaは、3月15日以降も原則として利用可能です。ただし、定期券として利用する場合には注意が必要です。
定期券ユーザーへの重要なお知らせ
3月14日までの手続き
モノレールSuicaを定期券として利用している場合、3月14日までは以下の場所で継続購入が可能です。
- 東京モノレールの一部駅にある「自動定期券発行機」
- 浜松町駅または羽田空港第1ターミナル駅の窓口
3月15日以降の手続き
発売終了後、定期券の継続購入を希望する場合は、浜松町駅の窓口で手続きを行い、新しいSuicaカードにデータを載せ替える必要があります。この手続きを完了すれば、以降は自動定期券発行機でも継続購入が可能になります。
払い戻し対応
有効期限が切れたモノレールSuica定期券を返却する場合、新しいSuica定期券と併せて提示することで、デポジット(預かり金)とチャージ残高が無手数料で払い戻されます。
紛失や再発行時の対応
モノレールSuicaが紛失/盗難、または物理的な故障で再発行が必要になった場合、3月15日以降はJR東日本が発行するSuicaカードへの再発行となります。
今後の利用方法:JR東日本のSuicaとモバイルSuicaへ移行
東京モノレールは、モノレールSuicaの後継としてJR東日本のFeliCa搭載「Suicaカード」を販売するとともに、「モバイルSuica」や「Apple PayのSuica」の利用を推奨しています。スマートフォンで手軽に利用できるこれらのサービスは、利便性が高く、多くのユーザーにとってスムーズな移行をサポートするでしょう。
まとめ
モノレールSuicaの発売終了は、東京モノレールのICカードサービスの新たな転換点となります。これを機に、既存ユーザーは新しいSuicaカードやモバイルSuicaに移行することで、これまで以上に快適な利用環境を享受できるでしょう。今後の移行手続きに関する詳細は、東京モノレールやJR東日本の公式発表を確認してください。