ICカードで広がるキャッシュレス体験！児童養護施設の子どもたちが大阪で学ぶ

キャッシュレス決済の普及が進む中、大阪市で児童養護施設の子どもたちを対象にしたキャッシュレス体験会が1月18日に開催されました。生命保険協会と児童養護施設が協力して企画したこのイベントでは、34人の小学6年生が参加し、ICカードを使った実践的な学びを体験しました。

お金の歴史からICカード体験まで

体験会は、まず「お金の歴史」や「キャッシュレス決済」の基本を学ぶ講義からスタート。その後、子どもたちは交通系ICカードに現金1000円をチャージし、実際に駅や店舗で決済を体験しました。参加者は近くの店舗でお菓子を購入し、レジでICカードをかざしてスムーズに支払いを完了。慣れない手つきながらも、楽しそうに取り組む姿が印象的でした。

初めてのキャッシュレス体験に驚きと感動

「おつりを受け取らなくていいので楽でした」と笑顔で話す男子児童。これまで現金しか使ったことのない子どもたちにとって、この体験は新鮮で楽しい学びの場となったようです。キャッシュレス決済の便利さを肌で感じ、「これからも買い物で使いたい」と意欲的な姿勢を見せていました。

キャッシュレスの未来を育む取り組み

生命保険協会大阪府協会の田中信也事務局長は、「児童養護施設の子どもたちは、キャッシュレス決済を体験する機会が少ない。この場を通じて、新しいことを学び、未来に役立ててほしい」と語っています。子どもたちが社会で必要なスキルを学ぶこうした取り組みは、キャッシュレス社会が進む中でますます重要になっていくでしょう。