ICカードと並ぶ訪日観光客に便利な新インフラ：関西で広がるタッチ決済

交通系ICカードは日本国内で広く利用されており、その利便性は多くの利用者に支持されています。しかし、訪日観光客への対応としては、クレジットカードのタッチ決済の導入が特に効果的です。2024年10月29日から、大阪メトロ、近畿日本鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道の4社計548駅で、VisaやJCB、アメリカン・エキスプレスなど6ブランドのクレジットカードによるタッチ決済が新たに利用可能になります。今回の導入拡大で、相互直通運転する区間でも利用できるようになり、観光客は現地でICカードを購入せずに普段使っているクレジットカードをかざすだけで改札を通れるため、利便性が大きく向上します。

すでに南海電気鉄道や神戸市営地下鉄などでの導入が進んでいるタッチ決済は、駅の混雑緩和や駅員の負担軽減にも寄与。特にロンドンやシンガポールなどで広がっているこのシステムは、訪日観光客が日本の公共交通をスムーズに利用できる新たなインフラとして、関西エリアでの重要な役割を担っています。