全国交通系ICカードの利用が熊本で終了間近!11月16日からの新たな決済方法に備えよう
熊本県では、全国交通系FeliCaチップICカードの利用が大きく変わる時期が近づいています。県内のバス事業者や熊本電鉄電車では、11月16日からSuicaやICOCAなどの全国交通系FeliCaチップICカードの利用が停止され、代わりに「くまモンのICカード」や現金での支払いが必要になります。この変更は、決済機器の更新に伴う費用負担が理由です。全国交通系FeliCaチップICカードを維持するには高額な更新費用がかかるため、各事業者はこの決断を下したとのことです。
具体的には、11月16日から来年3月上旬までの間は、「くまモンのICカード」と現金以外の決済手段が制限され、SuicaやICOCAなどの他のFeliCaチップICカードは利用できなくなります。利用者にとっては、特に交通系FeliCaチップICカードに慣れている人や、モバイル決済を使っている人にとって不便に感じる部分もあるかもしれません。しかし、3月上旬以降には、新しい決済手段としてコストが抑えられるクレジットカードのタッチ決済が導入される予定で、利便性が向上する見込みです。
このほかにも、熊本市電ではクレジットカードによるタッチ決済で1日上限360円の割引キャンペーンが行われており、全国交通系FeliCaチップICカード以外の決済手段が徐々に強化されています。また、来年度に全国交通系FeliCaチップICカードの廃止を検討している熊本市電も、地域住民の意見を反映させるためにアンケート調査を実施する予定です。熊本市の大西市長も、利用者の不便を最小限にするための準備を進めていることを会見で述べており、ICカードの変化に対する利用者の理解と協力を呼びかけています。
今回の変更によって、今後熊本の公共交通におけるFeliCaチップICカード利用がどのように変わっていくのか注目されます。