ICカードニュース-ICカードで地元びいき-

京都市交通局が市民向けの割引サービスを始めたというニュースがありました。
還元サービスは、市民の利用が多い地元の交通系ICカード「ICOCA」と「PiTaPa」が対象となり関東を中心に発行されている交通系ICカード「Suica」では還元されないようです。

「地元系ICカードを優遇しまっせ。Suicaの還元はありまへんで」といったところでしょうか。

経営改善のためには地元市民の利用促進が重要であるという観点から、地元ならではの「お得感」をアピールしている点が注目されます。

このサービスでは、交通系ICカード「ICOCA」と「PiTaPa」を利用して、月に一定額以上利用するとポイントが貯まり、貯まったポイントは買い物などに利用できるという仕組みです。特に、乗り継ぎをするとポイント還元率が高くなり、地元市民にとってはお得なサービスとなります。

また、観光客向けの割引サービスを終了し、地元市民向けのポイント還元サービスに一本化した点も評価できます。これによって、地元市民の利用促進に力を入れることで、京都市交通局の経営改善につながることが期待できます。

登録者数はまだ少ないようですが、交通局は今後も積極的に広報活動を行い、市民にサービスを知ってもらい、利用者数を増やすことが必要であるでしょう。